事業案内

フロン回収・機器処理

Freon & equipment

フロン回収・機器処理

フロン回収・機器処理は、リサイクルの中でも最もトレーサビリティと工程管理が求められる分野です。

一度処理を誤れば、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化、油による土壌・水質汚染、さらには置き場火災やタンカー火災といった深刻な環境・安全リスクにつながります。

環境社では、フロン回収・機器処理を「引き取れば終わりの業務」ではなく、回収後の工程まで説明できることを前提とした責任あるリサイクルとして位置づけています。

フロン回収・機器処理に潜むリスクについて

現在、機器は有価物として流通するケースが最も多く、法制度上の整理が十分とは言えない領域が存在します。

その結果、遵法意識の低いヤード業者などによって、

  • フロンガスの不適切放出
  • オイル・冷媒による土壌・水質汚染
  • 解体時の油漏れや粉じんの飛散
  • 不適切保管による火災事故

といった問題が各地で発生しています。

有価物であることと、責任が不要であることは同義ではありません。

むしろ、責任の所在が曖昧になりやすいからこそ、工程と行き先を明確にする必要があると私たちは考えています。

フロン回収にあたって、事前にご確認いただきたい点を以下にまとめています。

よくあるご質問(FAQ)

― 工事現場・排出事業者の不安を残さないために ―

※本FAQはフロン回収業務に関する内容に限定しています。産業廃棄物マニフェストや当社独自のトレーサビリティの考え方については、別ページにてご案内しています。

Q1. フロンガスが「入っていない」と思うのですが、回収作業は必要ですか?

A. はい、必要です。

業務用エアコンの場合、冷媒の有無は回収作業を行った結果として確認します。見た目や経験による判断ではなく、実際の回収作業を行い、その結果を記録として残します。

Q2. 機器の状態について、事前に確認や準備が必要なことはありますか?

A. 特別なご準備は必要ありません。

銘板の状態や細かな仕様について、事前にお客様側でご確認いただく必要はありません。回収作業に必要な確認は、当社の通常業務の中で行っています。

Q3. 冷媒の種類が分からない場合でも依頼できますか?

A. はい、問題ありません。

冷媒種別の確認は、回収作業を行う上での当社の業務範囲です。お客様側でご判断いただく必要はありません。

Q4. 回収量がゼロだった場合でも費用は発生しますか?

A. 回収作業を行った場合は発生します。

冷媒が残っていなかった場合でも、接続、回収機の運転、確認作業、記録作成といった工程が必要となるため、作業内容に基づいて費用が発生します。

Q5. 回収後の機器はどのように扱われますか?

A. フロン回収後の機器についても、当社で対応しています。

フロン回収で業務が途切れることはなく、その後の機器についても、処理の行き先が不明にならないよう対応しています。

Q6. 依頼から作業完了までは、どのような流れになりますか?

A. 以下の流れで対応しています。

  1. ご依頼・内容確認
  2. 回収・持ち込み
  3. フロン回収作業
  4. 機器の処理対応
  5. 記録・書類対応

案件ごとに条件は異なりますが、回収から完了まで一貫して対応しています。

本FAQの位置づけについて(注記)

  • 本FAQは、フロン回収業務に関する誤解を防ぐことを目的としています
  • 産業廃棄物マニフェストや、有価物に対する当社独自のトレーサビリティ確保の考え方については、別途「トレーサビリティへの取り組み」ページにて説明します。

業務用エアコン・コンプレッサーの適正処理について

■コンプレッサーに関する規制強化の実務的背景

近年、黒モーター(コンプレッサー)を含む未処理物について、輸出承認を得ないまま海外へ流出した事例が公表されたことを受け、国際条約(バーゼル条約)および国内バーゼル法の適用・実務運用が明確化・厳格化されています。

これにより現在では、黒モーターを含む機器については、油抜き、形状破壊などの一次処理を国内で行っていることが、輸出承認の取得および法令遵守の前提条件として実務上、強く認識されるようになっています。

これは、条文上の新たな「義務化」が行われたというよりも、国際条約および国内法の運用が実務レベルで整理・強化された結果といえます。

環境社では、こうした実務運用の変化を踏まえ、黒モーターを含む業務用エアコンについても、国内で一次処理を完結できる体制を構築し、実務に即した処理を行っています。

■ 業務用エアコンの最終処理について(環境社の考え方)

環境社では、「業務用エアコン」という形で入ってきた機器について、回収から解体・分別を経て、外観が残らない状態になるまでの処理を自社内で完結させています。

ここでいう「最終処理」とは、業務用エアコンとしての形状を解体し、各部材を分別し、次の工程へ引き渡せる状態まで処理することを指すものであり、廃棄物処理法における「最終処分(埋立、焼却等)」を意味するものではありません。

■ コンプレッサー(黒モーター)の位置づけについて

業務用エアコンに含まれるコンプレッサー(黒モーター)については、近年のバーゼル条約および国内バーゼル法の運用強化を踏まえ、国内で一次処理(油抜き・形状破壊等)を行うことが、輸出承認・法令遵守の前提条件として実務上求められるようになっています。

この一次処理は、コンプレッサー単体に対する規制上の要請であり、環境社が業務用エアコン全体について行っている「最終処理(外観が残らない状態までの処理)」とは異なる概念です。

■ なぜ「回収から解体・分別・最終処理までを1社で完結」させるのか

業務用エアコンは有価物として流通するケースが多く、工程が分断されると、解体・分別の実態が見えなくなる、行き先が途中で不明確になる、後から説明できない状態が生じやすくなるという現実的な問題があります。

そのため環境社では、

回収から解体・分別・最終処理までを1社で完結させることが、実態としてトレーサビリティを提供できる唯一の方法である

と考えています。

工程を複数の事業者に分けた場合、書類上の記録は残っても、実際にどこで・どのように処理されたのかを説明することは困難になります。

具体的な設備・実務例

■ GHP等の大型業務用エアコン

GHPなどの大型業務用エアコンには、大量のオイルやクーラント液が含まれています。適切な設備や工程を持たない場合、解体時に油が床へ流出し、土壌や排水系統への汚染を引き起こします。

環境社では、防油床、適切な回収・保管設備を備え、土壌汚染・水質汚染に配慮した処理を行っています。

■ 解体時の粉じん・煤対策

エアコン全般の解体工程では、金属粉や埃、機種によっては煤(KHP 等)が発生します。環境社では、これらが風で飛散しないよう、作業環境・解体方法・清掃管理を含めた対策を徹底しています。

実際の解体作業は、壁に覆われた建物内で行い、外部への飛散を防止した環境で実施しています。また、作業後には清掃を行い、粉じんや煤を持ち越さない工程管理を徹底しています。

業務用エアコンやコンプレッサーの処理において、回収から解体・分別・最終処理までを一貫して行うことは、処理の流れを後から説明できる状態をつくるための前提です。

環境社では、この「説明できる状態」を支える考え方として、トレーサビリティの確保を重視しています。

トレーサビリティ確保への取り組み

環境社では、業務用エアコンについて、回収後の解体・分別工程までを自社で完結させています。有価物である場合であっても、トレーサビリティ確保のため、必要に応じて記録・確認の仕組みを用い、処理の行き先を明確にしています。

これは、「有価物だから管理不要」という考え方を取らない、後から説明できない処理を行わないという判断基準に基づくものです。

なぜ、業務用エアコンのトレーサビリティを重視するのか

リサイクル業界ではこれまで、回収された機器がどのような経路をたどり、どこで、どのように処理されたのかが分からなくなることで、さまざまな問題が発生してきました。

実際に、ヤード業者を起点とした火災や爆発事故、タンカー火災、土壌・水質汚染といった環境被害、海外へ流出した後の児童労働・奴隷労働、適切な処理が行われないことによる深刻な環境汚染など、国際的な社会問題として扱われてきた事例があります。

こうした問題の多くは、回収後の流れが見えなくなることに起因しています。

中でも業務用エアコンは、含有するフロン類の環境影響が大きいこと、金属価値が高く、不適切な流通に乗りやすいことから、特に環境負荷や社会的影響が大きい機器です。

そのため環境社では、業務用エアコンを最も優先して向き合うべき課題と位置づけ、回収後の処理の流れが途切れないこと、そして後から説明できる状態を保つことを重視しています。

トレーサビリティを確保することは、単なる記録管理ではなく、環境負荷や社会問題を生まないための前提条件であると考えています。

環境社は、業務用エアコンの回収を起点に、環境や社会に負荷を残さない循環を実務として実現するため、トレーサビリティを重視しています。

フロンガス回収サービスについて

ポンプダウン方式で持ち帰った機器に対しては、フロンガス回収サービスを提供しています。フロン回収から、機器の解体・分別工程に至るまで、一気通貫で適切なリサイクルが可能です。

フロン回収をご依頼いただく取引先さまへ

フロンガス回収をご依頼いただいた取引先さまには、営業面でのサポートも行っています。

※同業者・冷媒回収業者さま向けの内容については、機密性の高い情報となるため、個別にご相談ください。

フロン回収・機器処理は「管理の連続」です

フロン回収・機器処理は、一つの作業ではなく、工程・設備・記録・行き先まで含めた管理の連続です。環境社では、適法であり、説明でき、無理のない形で処理が完結することを前提に、フロン回収・機器処理を行っています。

※環境社が考える健全なリサイクル

健全なリサイクルとは、

適法であり、説明でき、無理のない形で

資源が循環している状態です。

ご依頼から完了までの流れ

このフローの位置づけ

本フローは、フロン回収を含む業務用エアコンの対応全体像を示したものです。個別案件の条件により前後する場合がありますが、基本的な流れは共通です。

STEP 1|ご相談・内容確認

工事内容や対象機器について、簡単にお伺いします。この段階で、お客様側での特別な整理や判断は必要ありません。

STEP 2|回収・お持ち込み

ポンプダウン機器の現場回収、またはお持ち込みにて対応します。作業に必要な確認は、通常業務の中で行います。

STEP 3|フロン回収作業

業務用エアコンに含まれるフロンについて、法令に基づき、適切な回収作業を行います。

STEP 4|機器の処理対応

フロン回収後の機器についても、処理の行き先が途切れないよう当社で対応します。

STEP 5|記録・完了

作業内容に応じた記録・書類対応を行い、完了となります。後日、内容を確認できる状態を保ちます。

業務用エアコンのフロン回収や機器の対応について、まずは内容をお聞かせください。状況に応じてご案内します。

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株式会社環境社

〒990-2412
山形県山形市松山二丁目9番57-2号(兼住宅展示場)